公益財団法人不動産流通推進センターが公表した、2024年度分(2024年4月~2025年3月)のレインズの活用状況のポイントは以下のとおりです。
- 2024年度の新規登録件数の合計は約412万件(前年度比 3.6%減)となり、月平均約34万件の物件登録がなされている。内訳は、売り物件が約145万件(前年度比 2.1%増)、賃貸物件が約267万件(前年度比 6.4%減)となっている。
- 2024年度の売り物件の新規登録件数を物件種類別にみると、一戸建住宅が約50万件(前年度比 3.7%増)、マンションは約48万件(前年度比 3.3%減)、土地は約38万件(前年度比 4.7%増)となり、一戸建住宅がマンションを4年ぶりに上回った。
- 2024年度の売り物件の新規登録件数を取引態様別にみると、専属専任媒介契約と専任媒介契約とで全体の 43.4%を占めているが、その割合は2023年度(42.6%)より増加している。
- 2024年度末現在の総登録件数は、約78万件(前年度末比 6.8%減)であり、内訳をみると、売り物件が約42万件(前年度末比 1.0%増)、賃貸物件が約36万件(前年度末比14.3%減)で、5年ぶりに売り物件が賃貸物件の件数を上回った。
- 2024年度の売り物件の成約報告件数は、約21万件(前年度比 12.3%増)で、2年連続の増加となった。これを同年度の新規登録件数で除して求めた成約報告率は、14.1%(前年度比 1.28%ポイント増)となり、3年ぶりに増加に転じた。
その他、細かい内容については、以下にリンクを張っておきます。
「指定流通機構の活用状況について」(2024年度分)
(2025年8月24日)